ようこそ!
私はToyPlayJoy.LABOのキハラ チズといいます。
この度”生きる”を”あそぶ”をテーマにこのToyPlayJoy.LABOを立ち上げました。
ToyPlayJoy.LABOの活動については、こちらをご覧いただければ幸いです。
ここでは、なぜこのサイトを立ち上げることになったかの経緯をご説明します。
転換期その1
人間の成長過程において、大きな変化を経験する機会は何度かあると思います。
中学生時代のいわゆる”思春期”は「生きるとは何か?」「私ってどんな存在なの?」と思い悩む時期といわれています。
私もこの時代に「生きる」ということについて深く思い悩み、自分の中で闇を抱えながら生きてきました。
人間関係のこじれから、鬱状態に。更には自傷癖を患ってしまい、”生きるために自分を傷つける”という悲しい事態に陥ってしまった過去があります。
(自傷癖もいろいろなタイプがありますが、私はひた隠しにしていたタイプでしたので、克服にはなかなか時間がかかりました・・・)
そんな時に「カウンセラーになり、自分と同じように思い悩む人の支えになりたい。」と思い立ち、高校卒業後は心理学が学べる大学に進学。
商業高校から心理学部(学科)という異例の進路に先生達を戸惑わせました(笑)
健康的な心身の発達には○○が必要?!
無事に心理学が専門的に学べる大学に進学のち、カウンセリング実践を学ぼうと大学で「臨床心理学」を専攻するつもりでした。
しかし、私はそこである理論に触れます。
「人間の健康な心身の発達には、幼少期の経験や環境が関係する」
そうか、子どもの頃に「楽しい」「嬉しい」「私はできる」といったポジティブな体験がたくさんできた人間は、前向きな心の強さを持つことができるのか。
ということは、子どもの頃からのアプローチが上手くいけば、逆にカウンセリングが必要な人間を減らすことができるのではないのか?!
という考えに至りました。
子どもの成長には「あそび」が欠かすことができない。
じゃあ、私はこれからの子ども達にたくさんたくさん「楽しい!」「おもしろい!」という体験をさせてあげたい!!!
と、大きな目標ができました。
子どもの遊びを支える仕事
大学在学中におもちゃについて専門的に学べる期間「芸術と遊び創造協会」の「おもちゃコンサルタント(トイコンサルタント)」の資格を取得。
おもちゃは「子どもが遊ぶもの」だけでなく、コミュニケーションツールであり、発達を促す教具であり、リハビリの道具でもあるということを学びました。
そう、「おもちゃ」というものは、乳児期から高齢期まで、私たちの人生に常にそばにいるパートナーなのです。
すっかりおもちゃの魅力、そして子どもの遊びにハマった私は、地元の子ども向け屋内型遊戯施設「北九州市立子どもの館」に就職することになります。
そこで10年間”子どもの遊び”と”子育て支援事業”に携わり、述べ数百万人の子ども達の「楽しい」を支えることができました。
生きがいにも思えたこの子どもの館での業務も、第2子出産を機に退職をすることになりました。
ここから、また新たな転換期を迎えることに。
更に「生きる」ことと「あそぶ」ことの奥深さを身を以て知ることになります。
子育て中に知った”孤独な自分”
子育てを実際にしてみて、乳幼児を育てる期間というのは、母親一人では大変な苦行であると私は感じました。
トイレにもいけない、睡眠を十分にとることができない、家事はおろか自分の食事さえままならないことも多々あります。
当時は私も「母親になったらこれくらいはできないといけない」という考えに縛られていました。
それはもう歯を食いしばって毎日を過ごし、時には夜中に大声で泣き喚きく日も。
第一子出産後に職場復帰した時は、「行きたい時にトイレにいける」「1時間ゆっくり休憩がとれる」「職場の人とたわいもない話ができる」ということに感動を覚えました。
それほど、子育ては孤独な戦いであったのです。
仕事と子育ての両立は本当に大変でしたが、「私」でいられる時間がある・生きがいである子どものあそびの仕事ができるということは、私にとって”救い”でした。
それから数年後、夫婦たっての希望で念願の第2子を授かることができました。
しかし、2人を育てながらの今の働き方は難しいと判断し、退職することになります。
その後、無事に第2子を出産。「しばらくは専業主婦で過ごそう」と思っていましたが・・・
転換期その2
次男が7ヶ月過ぎる頃、漠然とした不安が襲ってきました。
長男の時はあった「戻れる場所(職場)」が今はない。
退職後の目標や展望が無かった為、自分自身に対しての自己評価が下がってしまいました。
私はなんの生産性の無い、社会的価値のない人間なんだ・・・と落ち込んでしまう日々。
(一生懸命生きている人に、社会的価値のない人間なんていないのですが、当時の私は真剣に悩んでいました)
またまた夜な夜な泣き崩れる日々に、追い打ちをかける出来事がありました。
あんなに好きだった子ども達の笑顔を見ても全く心が動かなくなっていたのです。
「”子ども好き”が私の長所だったのに・・・このままじゃ 私、ヤバイ。」
このことをきっかけに自分の心の状態に真剣に向き合うことになりました。
誰のために生きるのか?
その頃、ちょうど世間の一部では「引き寄せの法則」というものがブームになっていました。
もともと、心理学や精神学が好きだったのもあり、その理論にものすごく興味を持ちました。
この「引き寄せの法則」にはいろいろな解釈の仕方がありますが、いろいろな書籍やブログなどを読み漁り、
「人の幸福感」というのはなんなのか?
なぜ同じ状況でも「楽しい」という人と「辛い」という人がいるのか。
そして『嫌われる勇気』で一躍ブームとなったアドラー心理学を軸に改めて「人間の心理・思考・無意識」について学びました。
そして、自分の価値観や心理状態を知るために「オラクルカード」と「カラーセラピー」という手法に出会うことになります。
このことをきっかけに
「一番最初に幸せにしなければならない人は、子どもでも夫でもなく”自分”だ」
ということに気がつきます。
徹底的に「今の自分の感情」に向き合いました。
私は何をしたい?何を食べたい?何を着たい?何を見たい?
そして極力願いを叶え、今までタブーとされてきた「あそぶ」ことに挑戦したのです。
母親であり妻である私が自分自身に「あそぶ」ことを許可すること、それが私のパラダイムシフトでした。
生きるとはあそぶこと
「あそぶ」といっても、”飲み会に行く””お友達とランチする”ということではなく、
好きな本を読む、天然石を集める、アクセサリー作りをする、踊りを踊る・・・楽しみ方は人それぞれだと思います。
自分に”自由”を許せたら、子どもやパートナーの”自由”も許せるようになりました。
それからは、子どもやパートナーにイライラすることがあっても、
「私はいま何に対してイライラしているのだろう?何を許せていないのだろう?」
と客観的に自分を見つめられるようになります。
それからというもの、子どもが可愛く思えるいつもの自分に戻ることができ、現在保育施設で楽しく勤めています。
「あそぶ」ことでできた出会いをきっかけに趣味のアクセサリー作りも”販売する”ことができるようにもなりました。
子どもの発達に関わる仕事、アクセサリーを製作・販売する仕事は、私にとって堅苦しい「労働」ではなく「あそび」「悦び」のひとつなんです。
”生きる”ということは”あそぶ"ということ。
このモットーを軸にしてたくさん発信していきます。
そして、子どもから大人の方まで、たくさんの”あそび”と”生きる悦び"を体験してもらえたら嬉しいです!!
最後までお読みいただきありがとうございました。